火の玉通信

家庭菜園や管釣りなど、日々のことを徒然なるままに

新書2冊

ユリ・ゲラーがやってきた 40年代の昭和」を読んでいたが、同時代に多感な少年時代だった俺にとって、時代の温度感の捉え方のギャップ、著者の自画自賛が鼻につき、うんざり。途中棄権。そもそも「昭和40年代」という切り口で時代検証するのに無理が。時間軸でみるなら「70年代」じゃないとピンとこない。
夏野剛の「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」。まるでSEOを念頭に置いたタイトル。中身は、目から鱗、という新しい驚きや発見は特にないが、ネットビジネスのおさらい、という意味ではいいかも。タイトルは完全に、煽り。
それにしても、なんか新書も出版のスピード重視になり、乱雑で当たり外れの振り幅が大きいと感じる。多いパターンは、事実の羅列=資料集。何を読者に訴えたいのか、主義・主張がわからん。